UK9報道部

気になるニュースについて書きます。海外ニュースがメイン。

出来上がりまで3分!ローマに焼き立てピザの自販機登場

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petrovheyによるPixabayからの画像

私、ピザ大好きなんですよね。マルゲリータが好き。娘はソーセージとか加工肉ばっかり載ったやつ。息子はプルコギピザ、夫はペパロニにチーズ増量。私以外はイタリア人が聞いたら激怒しそうな邪道なトッピングです。あ、でもほんとはプルコギも好き…。

 

グーグルニュースを見ていたら、こんな記事がありました。元記事はロイターです。

www.cnn.com

ピザの自販機がローマにお目見えしたそうです。現代のピザは、19世紀にラファエル・エスポジトさんというイタリア人シェフが作り上げたものだそうですが、この「ピザの父」も墓の中でひっくり返るようなニュースだとロイターは言っています。

 

人は、何千年にも渡り平たいパンに具をのせて食べていたということ。ピザが出来たのはナポリで、貧しい人々のためのストリートフードだったそうです。で、エスポジトさんが、1889年にサヴォイ家のマルゲリータ王妃がナポリを訪れた際に出したのが、「ピッツァ・マルゲリータ」で、トマト、モッツァレラ、バジルの葉を使って、イタリアの国旗の赤、白、緑を表したのでした。今やイタリアを代表するピザの起源はここだったんですね。なるほど、知らなかった。

 

で、自販機の方なんですが、「ミスター・ゴー・ピザ」という名前。赤いボディがなかなかおしゃれな感じです。4種類から好きなものを選べるということですが、詳細は不明。注文を受けるとマシンで生地こねてトッピングをして焼いてくれ、焼き上がる様子を客は小さなガラス窓越しに見ることができるそうです。なんか楽しそう!

 

所要時間3分なので、カップ麺待つのと同じぐらい。値段は4.5ユーロ~6ユーロということで日本円だと600円~800円ぐらいでしょうか。サイズが知りたいけど写真で見る限りは1人分ぐらいですね。ちょっと焼きが甘い気もする…。

 

お客の反応ですが、「急ぎの時は許せる」という人から「全くの恐怖」という人までいろいろだったそうです。年金生活者の方は、「おいしそうだけどレストランのよりずっと小さいしトッピングも少ない」と感想を述べています。コスパにうるさい層ですね。日本の自販機でもそうですが、だいたいこういうので具沢山とかはレア。残念でした。ほかにも、「ダメ(親指ダウン)」、「OKだけど、ピザではない」など、否定的な意見が続きました。

 

そもそも自販機に焼かせること自体がアウトみたいです。ピザ職人が生地をこねレンガ作りの薪窯でピザを焼く様子を、少し離れたテーブルから眺めて待つというのがイタリアでは定番パターンとのこと。だから機械にやらせるのにどうも抵抗があるようです。これを聞くと、回転ずしをしっかり受け入れちゃってる日本人としては複雑な心境ですが…。

 

「ミスター・ゴー・ピザ」の設置されている場所の近くには、ナポリターノというレストランがあり、石窯を使っているとのこと。この強敵がいては、ビジネスは厳しそうだとロイターは見ています。ダメ押しで否定して来ましたね。

 

うーん、誰が見ても絶望的な感じですが、じゃあなんでこの自販機作ったんだろうと思ってしまいますね。ちゃんとマーケティングしたのか?それともこの時点でまだテストマーケティングだったのだろうか?謎は深まるばかりですので、ロイターさん、できれば3か月ぐらいして、その後の様子の報告をお願いします。

 

 

 

 

 

 

地球温暖化にも影響大?インドで肉の消費増加中

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PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像

インド料理おいしいですよねー。

ハウスバーモンドカレーや熟カレーもうちで作るんですが、お店で食べるスパイスが効いたカレーも大好きです。豆カレーも最高!日本にはインド料理店がたくさんできて、外でおいしいカレーが手軽に食べられるようになりました。もっとも働いている人はインドじゃなくってネパール出身の方が多いようですけどね。

 

コスパ高かつ、おいしそうなネパールカレーのお話を見つけたので貼っておきますね。カレー好きなかたは必読!私はコロナが収まったら行きたい場所の一つに加えてしまいました~。最近そういうリスト作って生きがいにしてる(涙)。

bunshun.jp

 

さてさて、今日のお題ですが、インドです。コロナ感染で深刻な被害が出ていますが、食生活のほうも懸念すべき変化が起きているようです。

sentientmedia.org

 

インドってベジタリアンの人がたくさんいるイメージ。インドには10億人のヒンズー教徒がいるということで、多くが肉を避ける食生活をしていると言われています。全人口は14億人近くですので、ざっと7割がベジタリアンという計算になりますね。

 

ところが最近の調査によれば、肉の消費が急増しているそうです。

 

インドの消費パターンは、社会経済状況に大きく影響されています。2006年ごろからベジタリアン料理から肉をたくさん入れた食生活への大々的なシフトが起きており、都市化、新しい文化の流入可処分所得の増加などが大きな原因とみられています。

 

実は2017年の調査では、7割近くのインド人がたまに肉を食べると答えています。しかし、宗教的な影響で、どうしても肉を食べることには負のイメージがついて回るため、正確にどれだけの肉が食べられているかを知るのは難しいとのこと。どうも消費量が過少申告されているようです。実際はもっと食べられているのかもしれませんね。

 

よく食べられているのは、いろんな料理に使えるチキンということで、世界で最も成長している鶏肉市場の一つだそうです。ただ、牛、水牛の肉の消費も増えています。ちなみに私はチキンカレー、息子はビーフカレーが好きです(どうでもいいっ)。

 

2014年の国勢調査では、自分はベジタリアンだと申告した人は、なんと10人に3人しかいなかったということです。ベジタリアンの中でも、乳製品や卵を食べる人もいるので、純粋なベジタリアンってあんまりいないのかもですね。野菜だけだと栄養足りなさそうですし。

 

さて、肉の一人当たりの消費量はまだまだ少ないものの、インド全体の肉の消費量、家畜の数は世界的に見ると多い方だそうです。人口が日本の10倍以上ですからそうなるのは分かりますね。肉の生産量の推移はこんな感じ。牛、鶏、羊、ヤギ、豚、野生動物全部含まれております。

 

 

違法な食肉生産も結構あるようで、犬肉なども流通していた州もあったそうです。すでに犬肉販売は禁止されたらしいですが、年間3万匹の犬がお肉になっていたということ。ほかのアジアの国でもよく聞く話ですが、インドでもあったんですね(怖)。

 

インドで肉の消費が増えるということは、環境問題にもつながります。2017年のインドの温室効果ガス排出量の19.6%は農業部門が占めており、マトン、牛乳、家禽類などの家畜製品がその70%を占めているということです。専門家は、このままインドの動物性食品消費が増えれば、温室効果ガスの排出も増え、水不足が悪化、家畜用の土地利用の拡大にもつながると見ています。そしてそれが世界にもたらす影響も深刻になるのではとしています。

 

実は途上国における動物性食品の需要拡大が世界の環境構造に与える影響についてはほとんど研究されていないとのこと。さまざまな疫病も増加している現代で、公衆衛生、地球、動物にどのような影響を与えるかは、時間が立てば分かってくるということでした。

 

こういった人口の多い途上国の問題はいつも中国の話題が多かったのですが、これからはインドやアフリカ諸国の話になるのかもしれません。

 

 

日本人以外に人権はないの?難民問題への対応で考えていること

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 

 

半年ぐらい前でしょうか。たまたまSNSで流れてきた、「東京クルド」というドキュメンタリーを見ました。それからずいぶんたったんですが、入管法改正などで難民問題が困ったことになっていますので、私なりの意見を示しておきます。

youtu.be

 

ドキュメンタリーのほうは、上をクリックでご覧いただけますが、内容をざっと書いておきます。もちろんネタバレですので、見たい方はご注意を。

 

描かれているのは、トルコから来た18歳のクルド人青年です。クルド人は中東の国を持たない民族で、トルコでは政府と対立しており、彼は6歳で家族とともに日本に逃れてきました。難民認定の申請は認められず、行動範囲を制限され就労もできない「仮放免」という形で日本に住み続けています。

 

彼が隠れて働くのは建物の解体現場。日本人がやりたがらないきつい仕事を家族のために3年もしています。18歳なのに何もできない自分を、彼は「虫以下」、「価値がない」と評し、「人生楽しいと思えない」と言います。そんな彼にも、ついに夢見た仕事に就くチャンスが巡って来るのですが、合法的に働けないという理由で扉は閉ざされます。「もうやりたいことがない…」目じりを指でぐっと拭う彼の、わずかにあどけなさを残した横顔が、私はずっと、ずっと忘れられません。

 

日本に貧困や格差などの問題があることは事実ですが、夢を持ちそれを実現しようとする若者にはチャンスがあります。失敗したとしても、再チャレンジする道が残されています。日本国憲法は国民に基本的人権を保障しており、誰も彼らから自由を奪う権利はありません。目標に向かって前進する若者がいれば、多くの人が好感を持ち、そのエネルギーをポジティブに捉えることでしょう。経済的な支援をしてくれる人だって現れると思います。若者とは、未来に向かうべき存在だからです。

 

それだけに、夢に向かって進むことが許され、むしろそれを期待されている日本人の同世代と、やっと持てた夢を断ち切るしかないクルド人青年とのギャップは、あまりにも大きく感じられます。日本人ではないから、日本に住む法的許可がないからという理由で、自由に自分らしい生活をする権利を奪うことは残酷すぎます。たとえ不法滞在者であろうと、未来ある若者を宙ぶらりんの存在にしたまま、「生かしておく」ことは、静かな拷問にさえ感じるのです。

 

そもそも日本は難民認定を受けることが非常に難しい国で、この日本の制度が、不法滞在の子供たちを増やしている一因だと思います。難民認定を増やしていくことがもっとも適切な解決策だと思いますが、反対意見も国内には根強く、政治的にも大きく受け入れに舵を切れないのが実情でしょう。対外的には難民受け入れを促進したほうがイメージアップにはなるでしょうが、二国間関係等を考えればそう簡単でもないようです。たとえばクルド人と対立しているトルコは親日国ですので、外交上クルド人を受け入れることは避けられているように感じます。

 

さまざまな団体が難民支援に動いていますが、日本で難民問題を理解しようと思う人は多くはない印象です(私だってこの問題に関しては新参者ですので)。身近に難民申請をしている外国人がいれば別ですが、多くの日本人にとっては他人事であり、今後急速に難民受け入れの議論が進むことは、残念ながら期待できません。

 

しかしすでに日本に住み、働き、家族を作り、帰る場所も新たな行先もない人々が多数存在しているという事実を放置していいのでしょうか。特に子供たちついては、不法に日本に住むことが自主的な選択であったはずはなく、この子たちが一番の犠牲者です。彼らの中には、日本で生まれ育ち、母国語より日本語のほうが得意な子も多くなっています。日本の生活しか知らない、日本がふるさとになってしまった子供たちに、帰れ、日本人と同じ権利を求めるな、ということは私にはできません。

 

不法滞在者の問題解決が困難であることは分かります。政府は、「追い出せない人たち」に仮放免や入管施設収容で対応してきました。しかしそれ以外の対策が示せず、「仮」の状態で彼らを日本に住まわせ、不法労働を見逃し、帰国が前提の子供たちに日本語教育をするという矛盾した状態を作り出してきたのです。そこの責任を取らず、なぜか今後この矛盾を解決する策として、国外追放しやすくするという法改正に向かっているようです。

 

私はせめてこの「不都合な真実」ともいえる状態を解決するため、今現在日本で難民申請をして許可されず「仮放免」や「収容」となっている人々とその家族だけでも、「恩赦」のような形で救済すべきだと考えます。海外では多くの国で恩赦が行われており、日本だけできないはずはありません。少なくとも日本で働き暮らすことが認められれば、若い世代の不安を拭い、希望を与えることができると思います。

 

出入国在留管理庁によれば、2020年6月の在留外国人数は288万人を超えており、日本の人口の約2%となっています。少子高齢化もあり、日本政府も外国人材の受け入れに乗り出しましたが、言葉や文化の壁もあり、優秀な人材受け入れは簡単ではないようです。一方、現在不法滞在でも日本の学校に通う外国人の子どもたちの多くは、すでに日本と親の国の文化を理解しています。実は日本と海外の架け橋になれる非常に有望な人材とも言え、その意味でも、合法に家族と暮らし、安心して学習に励むことのできる機会を彼らに与えることは、日本の国益にもなると思います。

 

日本に生きる若者は、国籍、人種を問わず、これからの日本を作っていく力です。私は一人も不幸にしたくないし、不要な涙も流させたくありません。日本にいたいと願う若者を拒絶し、夢の実現を阻むような日本社会には、決してしたくはありません。彼らのためにささやかですが支援活動を経済的に支え、継続して声を上げていこうと思います。

 

 

財団、子供、資産。ビル・ゲイツ夫妻離婚で調べてみました。

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”歴史上、イノベーションがこれほど多くのことを、これほど多くの人に、これほどの短期間で約束したことはない”

なんと、朝起きたらビル・ゲイツさんが離婚という発表が出ていました。

 

これは今日の大ニュースで、国内外でたくさんの報道が出ています。

 

私はコロナ感染が始まってから、ゲイツ氏の活動をチェックしてきたこともあり、このニュースにとても驚いています。妻と創設したビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を通じて、コロナのワクチン開発や接種のために資金提供してきたゲイツ氏ですので、活動は継続するといいつつも、コロナ関係に影響が出ないか心配です。

 

さて、ゲイツ氏と言えば、マイクロソフトの創設者として有名です。トップの写真の碑の言葉どおり、世界にものすごいイノベーションをもたらして大金持ちになった人ですが、その後は第一線を退いて財団の活動がメインとなりました。財団は世界の貧困、病気、不平等の撲滅を目指しています。ポリオ根絶のための支援が有名で、1人WHO状態と私は呼んでいます(笑)。

 

実際、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は2018年~2019年で見ると、アメリカの次にWHOへの拠出金が多い団体となっており、その影響力はかなりのものであることが分かります。WHOの資金の仕組みについては以下記事参照。

newsphere.jp

 

グローバルヘルスへの取り組みばかりが目立ちますが、実はメリンダさんにより、近年財団は家族計画の取り組みに力を入れているようです。これに影響が出ることを懸念する声もあります。

www.cnn.com

 

この記事の筆者は、子供を何人産むか、いつ産むかを決める権利がなければ、女性が男性と同等の立場に立つことはできず、ましてや成功も得ることができないと述べます。また家族計画により、妊産婦や乳幼児の死亡率が低下し、貧困が減少し、子供たちが学校に通うチャンスが増え、家族がより健康的に、豊かに、幸せになり、結果として地域社会や国全体を良くすると主張しています。

 

ビル・ゲイツ氏は思慮深く情熱的な人物ですが、途上国の未来についての会話でのなかで「女性」という言葉をほとんど使わず、リプロダクティブ・ヘルス(女性が全生涯に渡り身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること)についても全く触れないことがあるそうです。やはりメリンダさんの力が家族計画には必要で、今や公的なものとなっている財団の未来が、夫妻の離婚に影響されることを筆者は懸念しています。

 

そうかもですよね。個人的なお金を自分たちの望むところに投入しているわけですので、奥さんの関与が薄れれば、プロジェクトも衰退していく可能性はあります。その辺国際機関とは違うところでしょう。

 

ゲイツ夫妻にはお子さんも3人いるそうです。お子さんたちについて紹介した記事です。

www.cheatsheet.com

 

まず長女はジェニファーさん。1996年生まれの25歳。富豪の娘ですが、親のポリシーで14歳まで自分の携帯を持たせてもらえなかったそうです(リアルお金持ちってそういうパターン多い)。ゲイツ氏の母校であるシアトルのレイクサイド・ハイスクールを卒業後、スタンフォード大学で人間生物学を専攻。1年休学して馬術に専念後、マウント・サイナイ・アイカーン医科大学に進学しています。なかなかお美しいですが、すでに婚約しているそうです。

 

次がローリー君。1999年5月生まれですから今年で22歳、なんと我が娘と同い年だった!お姉さんと同じ高校卒業後、こちらはシカゴ大学へ行かれているようです。お母さんも褒めちぎるフェミニストということです。優しいんでしょうね。

 

末っ子が、フィービーさんで、2002年9月生まれの18歳。あれ~、またしてもうちの息子と同い年(どうでもいい)。バレリーナの卵で、子役や子供ダンサーなどを育成するニューヨークのプロフェッショナル・チルドレンズ・スクールで学んでいたということ。さらにクラシックバレエのスクール・オブ・アメリカン・バレエ、あのジュリアード音楽院でも学んでいるということです。記事ではTik Tokでゲイツ氏と踊る彼女の姿が紹介されてますね。ゲイツ氏のダサダンス、なにげにかわいい(笑)。

 

 

きっとかわいいかわいい我が子たちのはずですが、子供たちはゲイツ氏の資産を相続することはないそうです。それぞれに1000万ドル(約11億円)の信託基金が設定されていますが、父親のお金の大部分は慈善団体に寄付されることになっているそう。ゲイツ氏、すごい!

 

ゲイツ氏の資産は1305億ドル(約14兆3550億円)と言われているそうですが、離婚でどうなるのかと興味津々のメディアは多いようですね。

www.foxbusiness.com

 

アメリカでは、プリナップという婚前契約書を交わす夫婦が結構いるということ。あらかじめ資産の取り扱いや離婚の条件などについて取り決めを行うものですが、ゲイツ夫妻にはこれがなかったと報じられています。ということで、2人の資産がどう分けられるかは、現段階では分かりません。今後メディアが教えてくれると思います。

 

以上、やじうま現場からでした。

ロビンソン・クルーソーが科学者になれない理由

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Herbert HansenによるPixabayからの画像

いきなりロビンソン・クルーソーだから無人島(笑)。今日のテーマで探したらこの写真しか手に入らなかった…

 

さて、私はパンデミック初期は、結構コロナ関連の記事を書いていたのですが、最近やめています。第一の理由は自分のコロナ疲れ。どこそこの国で感染拡大です!〇〇という薬が効果ありそうです!とか書いたところでお騒がせだけな気がしてきました。特に医学的、科学的な話は私レベルでは不十分ですし、読む人にも「細かすぎて伝わらない」ニュースになりがちです。どちらかというと、パンデミックで社会や経済にこういう影響が出てきたよ、とか間接的なお話のほうが自分には書きやすいです。それか全く違うお話書きたいです。

 

最近のお気に入りはこれかな。なかなか自分も勉強になる話でした。読むとお腹すくかもしれませんがどうぞ。

newsphere.jp

ただ、一応分かる範囲でコロナ研究とかワクチンとかのニュースは追っています。SNSで信用できそうな専門家をフォローしてそういった人のコメントをチェック。その人たちをフォローしている人々のコミュニティは結構面白い建設的な意見も多くて、なるほどなあと思いながら読んでいます。なので文系脳であんまり分かってない割には、科学を信じる派になってる(笑)。

 

で、今日回ってきた記事の内容がとても興味深かったのでご紹介します。

bostonreview.net

ちょっと長めだったんですが、翻訳ソフトで読んじゃいました。最近これがあるから大助かり。記事の主題とはちょっとずれた読み方をしてしまったと思います。

 

コロナ禍で、いろいろエセ科学みたいなのが出回りましたね。そうでなくても、専門家が最初に行っていたことが覆ったりなど、科学への信頼が落ちたという人も多いかもしれません。科学の権威が低下したと思っている人もいるでしょう。

 

 

この記事の筆者によれば、科学が尊敬に値するのは、その実践者が偏見や感情に左右されることなく自らの意思で行動するからだという考えがあるといいます。しかしこのような考え方でいくと、客観的な科学と偏った科学という2つに分類されてしまうと指摘します。ところが科学者とて私たちと同じ人間で、フィルターや先入観を持っているのは事実です。そしてもし科学者がフィルターや先入観を持って仕事をしているのなら、科学知識の正当性は損なわれてしまうということになってしまいます。

 

この問題を解決するには、科学が提供できる客観性は、科学者個人ではなく、科学者の仕事を構成する社会的な制度や慣習に由来することを認識する必要があるとのことです。科学哲学者のカール・ポパーは、科学と科学的客観性は1人の科学者が客観的であろうとする試みからではなく、多くの科学者の友好的、敵対的な協力関係から生まれると述べています。つまり、科学は共同作業で、科学者の研究には必ず本人以外のチェック機能が働いているということですね。したがって、ロビンソン・クルーソーは、科学者にはなれない。「なぜなら彼の研究結果をチェックするのは彼自身以外誰もいないからである」ということです。なるほど~。上手いこと言う(笑)。

 

科学は時として、科学者のフィルターや先入観(例えば、特定のデータに一心不乱に集中する傾向、他人より先んじて発表したいという欲求、逆張りの気質、過剰な自信など)をものともせず、進歩することもあると筆者は指摘します。完全に偏見から解放されていることを科学の条件とする科学感は、科学を不可能にする運命にあるとしています。これももっともですね。結果ありきの研究でもたまたまビンゴ!っていうものもあるかもです。

 

科学が機能するのは、科学者が自分の仕事を構造化する社会的プロセスを遵守しているからということです。社会的プロセスっていうのがもう一つ分かりませんが、遵守していればチェック機能が働くので、問題ある研究結果は最後には排除されるということでしょうか。そういえばSTAP細胞のときも最初はどーんと出ましたが、のちに各所からするどい指摘が入って消えました。

 

ただ、使用される規範や基準は、ミスは絶対に起こらないことを保証するというものではありません。科学はすべての人間の営みと同様に誤りを犯しますが、それでもルールをどれだけ遵守しているかによって信じに足るものとなるとのことです。ワクチンもそうかも。今は分からないことも確かにありますが、多くの科学者が害よりも利益のほうが大きいと判断しているわけです。今の段階では私は効果を疑うよりも期待します。

 

コロナで無症状感染はない、空気感染はほぼないという見解は誤りでしたが、科学者がこれらの誤りを認めたことでチェック機能が働くという科学の本質は理解できたと筆者は述べます。科学には誤りを正す機能があり、むしろあとから考えを撤回することは健全だという考えですね。このプロセスを理解することで、私たちは科学者の貢献をよりよく評価し、どの科学者を信じるべきかについてより正確な評価ができるようになるということです。

 

結局他からサポートされない一匹オオカミ的な科学者の意見って、信用薄いということでしょうね。大昔のコペルニクス見たいな例もありますが、現代では無理かも。科学とは外も巻き込んだチームワークということがよくわかりました。

東京五輪でのプロテスト禁止。IOCの決定をアスリートたちはどう見た?

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

東京五輪ってホントにやる気?コロナやばいけど…という民意が感じられる今日この頃ですが、何があってもやるんでしょうねぇ。私はこういう記事を書かせていただきました。

newsphere.jp

海外の人も「厳しいんじゃない?」って思っているようなんですが、選手にとってはやはりアスリートとしての頂点、晴れ舞台なわけですから、せめてちゃんと対策はしてほしいですね。ガースー&百合子、お願い。

 

で、こんな心細い五輪にさらに物議を醸すニュースです。本日見つけた記事はこちら!

www.cbssports.com

国際オリンピック委員会IOC)には規則第50条というのがあり、これはオリンピック会場でのあらゆる形態の「デモまたは政治的、宗教的、人種的なプロパガンダ」を非難するというものです。ところが昨今は人種問題に関するデモなどの増加を受け、スポーツ界でも選手が自分の姿勢を示す動きが広がっています。IOCでも東京大会で抗議行動を選手が取った場合、どうするかという議論があったようです。

 

協議の結果、50条の方針を維持するという結論に至ったということです。これにより、アスリートが東京で抗議行動をすれば処罰すると、IOCのアスリート委員会のチーフがはっきり述べています。ちなみに3500人の五輪選手を対象にした調査では、約7割がスタジアムや式典、表彰台での抗議行動は見たくないと答えたそうです。これが決定を支える大きな理由みたいです。

 

一方IOCの決定に反対する選手や団体もあります。

www.espn.com

もとはAP通信の記事です。世界的なスポーツ選手の組合である、World Players Associationが、東京五輪で選手が制裁を受ければ、全面的な支援をすると述べています。また、ドイツの選手を代表する団体も、法的支援をすると表明しました。さら別のアスリート団体、Global Atheteも、「時代遅れの『スポーツルール』が、あなたの基本的人権にとって代わることを許してはならない」と選手たちに呼びかけているそうです。

 

注目すべきは米オリパラ委員会(ISOPC)で、昨年12月に東京五輪の選考会で抗議行動を取るアスリートにはお咎めなしと発表しており、IOCの今回の決定後も、姿勢は変わらないとしています。アメリカは最近人種に関する抗議行動が活発に行われた経緯もあり、このへんはダメとはぜったい言わない感じですね。むしろ言うとリベラル勢からの批判で炎上しそう…。

 

そしてアメリカのアスリート側も大反発しているようです。USOPCのアスリート諮問委員会(AAC)も、第50条に「意味ある、影響力がある変更」がないことに失望したと表明。「IOCがスポーツの中立性神話を助長したり、現状維持を擁護したりするアプローチを改めるまで、主流を外れたアスリートたちは沈黙させられ続けるでしょう」としています。

 

ICOは、Black Lives Matterなどのスローガンをアスリートの服に使用することは認めないとしていますが、Tシャツに「平和」「リスペクト」「連帯」などの言葉を使用することは認めているそうです。この辺もお茶を濁す行為というか、きれいな大会を目指しているのが分かります。

 

IOCが行ったという調査にも、おかしいんじゃないか、という疑問の声が出ていますね。

 

sports.yahoo.com

 

そもそもアスリートを中心に現役五輪選手、OB、運営関係者、業界専門家で作る団体、Team USA Councilは、IOCに対し、「人権や社会正義に関する抗議行動」と、「ヘイトスピーチや人種差別的プロパガンダ、差別発言など」の事例を明確に区別するよう求めていたそうです。ところが、調査が尋ねたのは「政治的問題やその他のトピックについて個人的な見解を示したり表現したりすることの妥当性」についてだったということで、ぼかした設問に問題があったという考えですね。

 

普遍的な抗議ルールを作るのが難しいこと、中国選手とアメリカ選手の間で意見が大きくことなること、などはUSOPCも認めているようです。しかし、IOC定量的な調査に基づき決定を行ったことは問題だとしています。このテーマが比較的重要ではない回答者と、このテーマに深く関わっている回答者の声を同等に扱っていることが問題ということです。

 

USOPCのAACは、「私たちは第一に人間であり、アスリートであることは二の次だと信じている。そして私たちは、人種的、社会的正義のため戦うために、自らの意見を述べる機会を利用するチームUSAのメンバーを力づけ、サポートし、保護することへの深い関与を堅持する」と述べています。

 

うーん、えらいことになってきました。コロナ感染対策も大きな問題なんですが、プロテストも混乱の種になる可能性はあります。私は五輪の場では、きっとプロテストは起きると思うんです。最悪、ウイグル問題なんかも対象になってしまうかもしれませんね。その時、日本政府、JOC、組織委はどうするのか?そして日本人はどうするのか?そんなことを考えてしまっています。

 

 

 

 

うーん、なんか違うんだよなぁ。放たれたメーガン砲に思うこと

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息子が大学生になることが決まりました!

ということでこの数か月忙しく、またまたブログがおろそかに。

そうしている間に、世間を騒がせる大ニュースが海外でおきていたようです。

 

メーガン妃の米CBSのインタビュー特番でした。妃が英王室の闇ともいえる部分を大暴露。イギリス、アメリカ、そして皇室を抱える日本でも様々な反応があるようですが、イギリスはメーガン批判、アメリカでは王室批判が多いようです。

 

日本の記事でなるほどなあと思ったのは、まずこれ。

bunshun.jp

同じ「砲」仲間、文春さんに掲載されたご意見です。メーガン妃は、自殺願望からアーチーの肌の色を気にする王族、英メディアのプライバシーの侵害まで、ありとあらゆる今日の社会問題につながるトピックで視聴者に語り掛けたようで、これは今後の活動を見据えたプロモ活動だと述べられています。この見方は私も同じです。

 

まず英王室は、ゴシップやスキャンダルには口を閉ざすというルールがありますので、王室として、メディアに出て強力に反論することはほぼないと思われます。そこはメーガン妃も分かっていると思いますので、ちょっとずるいと私は感じますね。

 

この記事の筆者が書かれているように、自殺したくなるまで追い込まれていたメーガン妃に視聴者は同情するし、ブラックライブズマターからの人種差別問題で人々の目が厳しくなっているところに、アーチーの「肌の色」という「人種」カードを切ったというのはかなりの戦略だと思います。アメリカでは完全にメーガン妃側が多いのは理解。ネットフリックスやスポティファイとの大型契約がありますので、古い体制と戦い王子を解放した女神としてのポジションはいい感じです。

 

そして次になるほどと思ったのがこれ。

toyokeizai.net

ロンドン在住の結構ご年配のジャーナリストの記事で、インタビュー前のものですね。半分イギリス人になられているような方なので、王室寄りと感じます。イギリスでは王子夫妻はかなり不人気ということで、2人の結婚式に涙した人にはその後のメーガンの「わがまま」ぶりに熱が冷めてしまったということです。こちらの記事も、王室が反撃に出られないのをいいことに、内情を暴露したメーガン妃への不信感が現れています。

 

頷いてしまったのが最後のところ。「プライバシーを大切にしたい」とさまざまなことで国民との共有を拒んだわりには、ネットフリックス、スポティファイや影響力の大きいオプラ・ウィンフリーの番組に出演しているし、第2子妊娠のニュースなど自分たちのプライバシーを選択的に小出しにしているというのは、確かに矛盾を感じますね。そっとしてほしいなら、メディアに出ず、コツコツと慈善活動をすべきという考えも分かります。王室からの資金はもらえなくなっているようなので、ここでビジネス魂が先に出ちゃったんでしょうね。

 

という感じで気が付くと私はかなりの反メーガンになっていました(笑)。メーガン妃は普通にいれば、賢い進歩的な女性なんでしょうが、文化の違いを感じますね。日本だと皇室に嫁ぐなんてとんでもない、自由ないじゃん、と思うのが普通の女性だと思います。皇后さまも相当なご苦労があったのはみんな知ってますしね。CNNが「プリンセス幻想」みたいなことを言ってましたが、アメリカだと民間人の王室や皇室入りは名誉もあって玉の輿感満載。私らのように天皇は尊敬するけど個人的には嫁入りパスっていう感覚がないんでしょうね。

 

そもそも、「王子と結婚で、私はお姫様。でも、私は自分の意思を持った一人の女性だから、古い王室の改革は必至だわ。私が新風を吹き込む」みたいな野望があったのが、勘違いだった気がしますね。王室にとっては伝統と国民のために奉仕がコアなのであって、個人の自由は控えめであるべき。改革があってもゆっくりが無難なのでしょう。その辺見誤って王室に入ってしまったのがメーガン妃。そしてそれをちゃんと理解させなかった、または自分もあんまり理解していなかったのがハリー王子かも。ただ結果として、最初からハリーが王室を飛び出した後結婚していれば、夫妻の今のようなセレブ扱いはほぼなかったでしょうから、作戦としては正しかったかもしれません。

 

最後に、アメリカ人でも、かなりエセックス公夫妻の行動を疑問視する意見もありました。

www.washingtonpost.com

筆者はピュリッツァー賞も受賞したコラムニストのようです。まず、王室に入ることがどんなことだったのか結婚したときには分からなかったと、インタビューでメーガン妃が言っていたことについて、馬鹿げていると述べています。ハリウッド女優だったのに映画も見ていなかったの?と辛らつ。

 

さらに王室の誰かがハリー王子にアーチーの肌の色を気にしていると話した件でも、王子が本当にメーガン妃のことを気遣っていたならそんな話は彼女にしない方がよかったと述べています。それどころか、世界でもっとも有名なニュースキャスターに話したのは、すでに王室を離れた2人がCBSに800万ドルをオプラのプロダクションに支払わせるためだったと。うーん、やっぱり金は絡むなと…。

 

記事の筆者にとって、メーガン妃はわがまま放題であり、いまだに1850年代に生きる家族の犠牲者でもあるということ。反逆者は歓迎だが、与えられたものに文句を言うようではダメ。リッチな王族の生活を送るための苦労はともかく、4500万ドルの結婚式には個人的な犠牲が払われることを分かってくれていてもよかったのに。結婚するなら配偶者の家族の習慣や歴史に妥協しなければならない。ウィンザー家が子孫に課す代償はメーガン妃にとって中世的なものに感じられたに違いない、としています。

 

この記事は最後の段落が良かったですね。このインタビュー前に、CBSの「60ミニッツ」ではパンデミックの影響で職を失いテントや車で生活し、かろうじて生き延びているアメリカ人の話が紹介されていたとし、多くの低所得者層が苦しんでいると指摘。こんなときに公爵夫妻に同情することはできず、CBSが2人の甘やかされた王族に寛大さを見せたことに、違うだろう感を感じているようです。

 

私もこんなときに、家族の不和で世間を賑わすお二人、なんか違うんだよなぁと思ってしまうんですよね。特にご高齢の女王にこれ以上負担をかけないでほしいと思います。