UK9報道部

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日本だけじゃない。少子高齢化、人口減は世界で深刻化している。

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 先日日本の出生数が激減、っていうニュースを調べていました。もう移民に頼っても遅いレベルで、人が減るを前提に社会を変えていきましょうという結論に納得したところです。打つ手なしなんですよね。 

 

実は人口減は日本だけの問題ではなく、世界的な問題でもあります。

www.axios.com

 

こちらはアクシオスという短くポイントだけを報じるニュースなんですが、結構深刻なことが書いてあります。そもそも50年ぐらい前までは、人口爆発に対し人類はどう対処すべきかということがよく議論されていました。食糧不足とか資源不足とかですね。

ところが今は逆になっていて、世界の国の多くが人口減を迎えるのは確実で、それに対しどうしようという話になってます。

 

現在アフリカ大陸をのぞけば、すべての大陸で少子化方向に向かっています。アメリカ、日本、欧州では移民を除けば人口は減少中ですし、2050年には48の国と地域で人口減になるとのことです。さらに困るのは、高齢化です。国連によると世界の平均寿命は2015年には70歳だったのが、2100年には83歳まで上昇。アフリカを除き、2050年までには、世界人口の4分の1が60歳以上になります。2080年には世界人口の29.1%が65歳以上になり、80歳以上は12.7%にもなるとユーロスタット(欧州委員会の統計担当局)は予測しています。

 

こうなると、労働人口の減少が問題になります。2050年までには、アジアの7か国(日本も含まれているはず)、欧州の24か国、ラテンアメリカの4か国で、引退した高齢者一人に付き二人以下の働き手しかいなくなる計算だそうです。財政負担は上昇、そして経済成長も停滞することは確実です。

 

国としての解決策は、移民とロボットによる労働力の置き換えぐらいしかないとされています。しかし他の国でも人が減っているなら、来てくれるのか?また、国同士で移民の取り合いになりそうですよね。ロボットに関しても、今の時点では人間と全く同じ仕事を任すことも難しそうです。今後のテクノロジーの進歩にもよるとは思いますが…。

 

で、思い出したのが、以下記事で触れたイーロン・マスクの言葉です。

newsphere.jp

 

「だれも気付かないし気にしないが、世界の人口は崩壊に向かって加速している」とマスク氏は言って、人口減が人類の崩壊につながるという見方を示してました。やはり先を見る目が鋭い人ではあります。その未来が本当だとしても、起こる前に私は死んでしまうと思いますが、地球で暮らしている以上、今後も気になる問題ではありますね。