UK9報道部

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ファウチ効果?アメリカで医学部志願者が急増

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Alexandra_KochによるPixabayからの画像

アメリカもバイデン政権への移行準備が着々と進んでいますが、コロナ対策も相当まともになってきているようです。

www.bbc.com

バイデンさん、予防対策もしつつワクチンどんどん打つよって言ってますね。とんでも大統領のトランプさんがワープスピードで開発に協力したこともあり(これだけは正しかった)、ファイザーやモデルナのワクチンが使えるのは間近ですので1億回も嘘ではなさそうです。

 

で、今日のお題は、トランプ政権のコロナ対策アドバイザーだったアンソニー・ファウチさんにまつわるお話です。ものすごい有能な人なのですが、科学を軽視するトランプさんには冷遇されていました。詳細は以下8月の記事をどうぞ。

newsphere.jp

現在でも国民からの人気は絶大で、バイデン政権でもコロナ対策のメディカルアドバイザーの職をオファーされています。もちろん承諾されてますね。

 

トランプさんのめちゃくちゃな科学を否定するコロナ感とは対照的に、科学を信じてとにかく感染抑止を訴え続けたファウチさんの姿は若者たちにも感銘を与えたようで、なんとメディカルスクール(医学部にあたりますが、アメリカでは大学卒業してから進学ですので専門職大学院のような位置づけということです)への進学を志す人がぐっと増えたとのことです。

 

www.npr.org

アメリカの大学ではコロナで軒並み学生が減っているらしいんですが、なんとメディカルスクールの志願者は昨年から18%アップ。同時多発テロが起きた2001年の後に軍に志願する若者が増えたらしいんですが、そちらを思い起こさせる増加ぶりとのことです。

 

メディカルスクールの入学事務局の人々の間では、これを「ファウチ効果」と呼んでるんだそうです。ファウチさん自身は、そういわれるととてもうれしいと謙虚で、ファウチ効果というより、人々の、そして世界の健康のために貢献しようとする1人の医師の影響と見たほうがいいのではないかと話しています。そしてよりたくさんの若者が医学を志すことになるのなら、どんどん自分の名前を使って構わない、歓迎すると述べています。心が広い!

 

医学部志願者が増えたもう一つの理由として上げられているのが、コロナで自由な時間が増えたこととか。医学部進学にはテストなど様々な準備が必要なのですが、それをしっかりやる時間的余裕が生まれたことも学生の背中を押しているようです。

 

ただ、医学部進学には大金が必要で、学生一人当たり平均24万ドル(約2400万円)の借金を抱える計算になるそうです。また、黒人、ヒスパニックなどマイノリティの比率も小さいことも問題だと記事では指摘されています。

 

ファウチさんは、メディカルスクール志願者が増えたことは、自分だけでなく社会のためを思う人が増えた結果だと見ているそうです。今回のコロナ感染爆発で、私はアメリカに非常に失望し、もうダメだなと正直何度も思ったのですが、こういうところがアメリカの底力ですよね。映画みたいに必ず正義の人々が湧いてくる(笑)。

 

日本の場合はコロナの被害はアメリカよりずっと少ないのですが、世界での多大な被害を見て、科学や医学を志す若者が増えるとよいなと思います。日本政府さん、未来の日本を背負う若者に、お金のほうの面倒、しっかり見てあげてくださいね。