UK9報道部

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肉不使用。ゼロチキンバーガー、シンガポールKFCに登場!

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mikegiによるPixabayからの画像

最近代替肉ということで、植物性の材料を使ったものや肉の細胞を培養して作ったものなどがどんどん世界の市場に出てきています。私がよく行くスーパーでも大豆のお肉みたいなのは売ってますね。お値段はそんなに高くない感じですが、なんとなくまだ買う気はしないのでした。

 

以前に書いた植物肉の記事貼っておきますので興味がある方どうぞ。

newsphere.jp

 

で、今日のニュースは、シンガポールのKFCで肉なしのチキンバーガーが発売されたという話題です。その名もゼロチキンバーガー!私は過去にシンガポールに住んでいたことがありますが、現地の人々はチキンが大好きです。「チッケン」って地元の人が発音するんですが、実に愛されております。ちなみに個人的には海南チキンライスが一押しです!その辺のホーカー(屋台)でも十分おいしい。家でもまねて作るんですが、やはり本場の味は出せないです(涙)。

元に戻って、記事はこちら。

sg.news.yahoo.com

記事によりますと、この商品はシンガポール&東南アジアで初となる肉を使わない代替肉商品とのこと。期間限定品となっております。お肉の代わりになっているのはマイコプロテインという真菌(キノコっぽい)由来の植物タンパク質&繊維源ということで、これまでも結構「人工肉のもと」として広く活用されているようですね。安全性はよさそうです。

 

ここにカーネル・サンダース氏の11種のハーブとスパイスを使ったオリジナルレシピのお味を加え、フレッシュレタスにチーズをサンド、BBQソースとマヨネーズをトッピングという、これまでのチキンサンドと変わらない仕様になっております。ただいま午後3時過ぎ。想像するとなんかお腹減ってきました、こっちまで(笑)。

 

でもチキン愛のすごい人々にチキンなしバーガーを売るなんて…なかなかの冒険ではないかと思うのです。KFCによりますとお味のほうは通常のチキンサンドと変わらないそうですが、みんなベジタリアンでもないんだし、リアルチキンのほうに行っちゃうんではないかな、なんて個人的には思ったりも。

 

しかしここで要注意なのが、このバーガーはビーガンでもベジタリアンでもないという点。動物性のチーズやマヨネーズが使われてますのでアウトです。KFC側のコメントによりますと、肉食をやめるわけではないが、肉の消費を減らしたいというお客の要望に応えた商品ということ。

 

こういうのを減量主義(reducetarianism)、準菜食主義(flexitarianism)、カジュアル菜食主義(casual vegetarianism)と呼んで菜食主義やビーガン主義とは区別してるんだそうです。はぁ…この辺の用語はいろいろ複雑ですね。知らんかった(汗)。肉の消費を減らすことは、二酸化炭素排出削減、健康増進につながるということで、ポジティブに捉えられております。トレンドを見ての販売なんですね~。

 

お値段ですが、単品は6.55シンガポールドル(約500円)、セットで8.65シンガポールドル(約670円)とリーズナブル。うんうん、これだと1回はトライするかな。

 

別記事によりますとすでにイギリスやカナダではもう一歩踏み込んで、ビーガンバージョンのゼロチキンバーガーが発売されていたとのこと。中国でも植物由来のナゲットがテスト販売されていました。さらにアメリカでもビーガンフライドチキンがテスト販売されていますが、いずれも全国展開は発表はされていないようです。なんでかな?なにか課題があるんでしょうかね(そこ調べろよ、って突っ込まないで~)。

 

最近は車も電気へ、肉も代替品へと、環境や健康を意識したイノベーションが進んできました。今後のさらなる進化を期待したいですね。