UK9報道部

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ウサギと毒ガスの島、大久野島に海外紙が厳しい目

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PexelsによるPixabayからの画像

久しぶりにブログ更新です。

下の子が受験で、学校に行かなくてよくなりました。家で勉強しはじめたので、なんか落ち着かず…。あと、塾に送ったり受験会場に行く際に駅まで送ったりと、いろいろちょこちょこ仕事が増え、気が付くと「受験生を支える寛大なお母さん」がメイン業務になっていたのでした。なのでなんかブログ書けなかった(涙)。

 

で、やっと子供が最後の受験の旅に出まして、ついに私の自由な時間が到来したわけです。しっかし、受験生なんでたまにカリカリ&ピリピリして親に噛み付いてくると思えば、自分が話したいときだけ語ってくるという若者独特の勝手さもあり、付き合うのきつかった~。大人なので、言い返してはいかんいかんと思いぐっとこらえてこっちもストレスたまりましたわ(実はよく説教こいてたけど)。これで浪人にでもなったら、もう1年付き合うのかなあ。ちょっと勘弁(苦笑)。

 

で、余裕でグーグルニュースを見ていたら、こんな記事を見つけました。

www.scmp.com

「日本のウサギの島、大久野島黒歴史」みたいな怖いタイトルです。私、この島のこと全く知らなかったんですが、ウサギがたくさんいることで有名な島のようです。猫がいっぱいとか、鳥がいっぱいとか、結構動物の島ってありますけどね。

 

調べてみますと、広島県にある島で、本土からフェリーで15分ぐらいでいけるようです。かつて毒ガス工場があったのですが、現在は国立公園になっており、約900羽のウサギが生息。国内外からたくさんの観光客が来ているということです(コロナ前の話です)。

 

さて、黒歴史の部分はもちろん毒ガス工場です。ウィキペディアからざっと理解。明治時代に陸軍によって芸予要塞というのが建てられ、軍関連の島だったようですが、昭和4年(1929年)から終戦の年まで、秘密裡に毒ガスの製造が行われ、「地図から消された島」という表現もされています。戦後は高度経済成長のころ、1963年に国民休暇村が整備され、観光の島になっていったようです。休暇村になった後に島のマスコットとして放されたウサギが繁殖。動画が広まってウサギの島として紹介され、国内外で人気とのこと。島ではウサギだけではなく、毒ガス資料館もあり、過去の歴史を伝えています。2017年には約36万人も来島しており、特に外国人観光客の伸びはすごかったようです。

 

ということで、香港の新聞にも取り上げられたようですが、読んでうーんと思ったことが2つありました。一つは、毒ガスと戦争責任の話です。大久野島で作られた毒ガスは、田中利幸さんという歴史学者によりますと、実は日本軍とともに中国ハルビン731部隊に持ち込まれていたとのこと。生物兵器に関する研究の情報を欲しており、かつソビエトにそれを渡したくなかったアメリカによって、731部隊の罪は戦後なかったことにされたらしいのですが、同様に東京裁判で、毒ガスのほうもアメリカの反対で光が当てられず、多くの関係者が罪を逃れたということです。ここが本当の黒歴史だったのかも…。

 

もう一つはウサギさんのほうで、アメリカの研究者が、大久野島のウサギを調べ、死亡率が高いと評価していたことです。ウサギというのは1日中食べている動物だそうですが、給餌が十分でないため、死んでしまうとのこと。餌で争って怪我をするウサギがいても手当もされておらず、野生とは言えない彼らには、人間の世話が必要だということです。研究者は、観光客は気が付かないのは、死体は島の人が始末しているからだと述べています。さらに記事は、多くのグーグルレビューでウサギの保護不足が報告されているのに、島が2020年のトリップアドバイザーのトラベラーズチョイス賞を受賞したのに疑問を呈しています。

 

日本の記事も探してみますと、ありました。

news.yahoo.co.jp

コロナ禍で観光客が減って、餌を目当てに待ち構えていたウサギが減ったそうです。「ウサギが次々死んだという情報はない。生活圏が山中に移ったのではと考えられる」と関係者は話していますが、ただでさえ餌少なめだったはずなので大丈夫なんでしょうか?ウサギの島としては、やはり責任もってお世話してほしいと思います。

 

毒ガスとウサギというすごい組み合わせですが、コロナが収まったらここも行ってみたいですね。