久々にブログ書いてます。
ここ1か月親戚が亡くなったり、息子がPCを盗まれたりと、なぜか大忙しの私でした。
PCは出てこないな~。シェアハウスの共用スペースに置いていて、ちょろっと席を外していた間に盗まれたということでしたが、息子よ、お前は本当に世間知らず。世の中には悪い人もいるんだよ、と叱っておきました。当然新しいのは自分で買え、と冷たく突き放しましたが、やはり世の中には拾う神あり。ガジェット好きのシェアハウスの社会人のお友達が、自分の持っている古いMacbookをくれたそうです(涙)。ちなみに当時書いていた大学のレポートはPCにしかセーブしてなかったので、最初っから書き直しになっちゃったとのこと。これに懲りて、今後はものを置きっぱなしで離れるな、です。
さて、最近オミクロンで世界は大騒ぎですね。ワクチンや薬が効かなくなるのではという心配も報じられています。コロナの飲み薬では、「モルヌピラビル」というのがもうすぐ日本でも特例承認されるということ。読売新聞によりますと、発症早期の継承から中等症の患者が服用すると、ウイルスの増殖が抑えられて重症化を防ぐとされているそうです。家で飲めるので、医療機関の負担も減ると期待されているようです。
ところが、こんなツイートを見つけました。
1. The FDA recently approved Merck's new COVID treatment, an antiviral known known as molnupiravir. The drug works by mimicking the cytidine and uridine nucleosides and thereby inducing frequent mutations in replicating virus.
— Carl T. Bergstrom (@CT_Bergstrom) 2021年12月5日
ワシントン大学の進化生物学者、カール・バーグストローム教授のものですが、この薬の安全性についていくらか心配しているということです。今回も機械翻訳さんと一緒に訳していきます。
教授によれば、モルヌピラビルは「致死突然変異誘発」を引き起こすことによって作用するとのこと。ウイルスに多くの突然変異を起こして弱らせ、免疫系がそのウイルスを取り除くことを可能にするのだそうです。
しかし、「亜致死的突然変異誘発」というリスクがあるとのこと。この場合ウイルスは広範囲に変異するものの除去されず、多数の突然変異を伴う新しい遺伝子型を作成します。ウイルスを排除することなく変異を加速するプロセスが問題となるかもしれないということです。
「亜致死的突然変異誘発」が起こる可能性は多くの証拠で示唆されており、特に重要なのは入院のリスクがある患者における可能性とのこと。モルヌピラビルを使用した患者の6%以上が入院を必要とするそうなのですが、慢性感染症の場合、この薬剤は原理的にウイルスの進化を促し、より広まりやすく、より重篤な病気を引き起こす、より危険な新株へと変化させる可能性があります。次のオミクロンなど誰も欲しくないのに。
さらにモルヌピラビルは40錠をわずか5日で服用することになっていますが、服用回数を守れなかったり、全量服用完了できなかった患者では、亜致死的な突然変異誘発の可能性が特に高いと考えられます。
モルヌピラビルは患者個人には利益をもたらしますが、何か問題が発生し新しい変異株への進化を助けることになった場合は、社会全体がその代償を払うことになります。すべては推測の域を出ないということは強調したいと教授は言っていますが、有効性や患者の安全性に加えて、「外部性」も考慮すべきだとしています。
うーん、なんか日本政府は買う気満々みたいなんですが、ちょっと心配ですね。ちなみにバーグストローム教授は、ファイザー製の経口薬のほうが患者にも他者にもよいと考えているようです。
コロナはまさに変異株との戦いとなってきましたので、人類自ら新たに強力な変異株の創造をしてしまうことは避けたいですね。あーあ、世の中本当に難しくなってます。