UK9報道部

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1週間だけ行ってきました。ロンドン旅行記①

実は、9月15日から22日までロンドンに行ってきました。家庭の事情で(笑)。

というと意味深ですが、うちの子供があっちで女優になりまして、舞台でいいお仕事をいただいたので、ママぜひ来てほしいと。

 

ええーっ、ママ初老だし、コロナまじで怖い(汗汗)。しかもマスクもソーシャルディスタンスもないロンドン行くなんて絶賛感染推奨キャンペーンに参加するも同然ではないですか。悩みましたよ。でもよくよく考えると日本でもコロナはすっかり広がってるしなぁ。冷静にデータを調べると、死者数ではイギリスより日本のほうが多いので、多分感染はかなり収まってる感じ(感染者数はイギリスはもう調べてないので、死者数で判断してみました)。この調子だといつまでたっても行くタイミングもつかめないし…。そうだなあ、もう娘の晴れ舞台を見られたらコロナで死んでもいいかも、などと極端すぎる結論に達しまして、ついにこの機会に行くことに決めました。

 

さらに後押ししたのは、突然安いエールフランスの航空券を発見したことです。最初に航空券をチェックしたときは、国内航空会社はもちろん、エミレーツフィンエアーなど比較的お安いと思われていた航空会社まで、燃油サーチャージの高騰でエコノミーでもほぼ50万ぐらい…。さすがにこれは散財過ぎると断念していたのでした。

 

しかし、エールフランスさんのおかげで20万ちょいで行けることが分かり、出発まであと10日ほどだったので、大慌てで深夜にオンライン予約開始。ところが、支払いの段階で3Dセキュアという認証システムのパスワードをすっかり忘れて適当に試したため、カード会社にブロックされてしまいました。何度やり直しても支払いに進めず(涙)。バカだな…。

 

ということで翌朝エールフランスに電話。すごく感じのいい方が出てきて、事情を話すと「あ、3つぐらい予約入れられてますね。いらないの消しておきます」と予約を取り直してくれ、ダメな客にもテキパキと神対応。さらにカード会社にブロック解除をお願いするようにという指示を受け、カード会社に電話。利用金額が大きく海外サイトへのアクセスだったので不審なトランズアクションと認定されてたらしいです(悲)。誤解も解けて午前中のうちにカード復活。無事航空券購入の運びとなったのでした。最近のコールセンターの方は有能です。ありがとうございました、ホント。

 

そのあと、オンラインブッキングサイトでホテル予約をしました。これ我ながら非常に賢かったのです。その理由は後ほど。

 

渡航日到来。ヒースロー空港では預入荷物が出てこないというニュースを聞いたので、今回はできるだけ空港でのトラブルを避けるため機内持ち込みサイズの旦那のスーツケースを借りて、荷物ミニマムで出かけました。オンラインチェックインしたので、空港のカウンターに行く必要もなかったです。

 

海外旅行も3年ぶりでしたので、出国手続きが顔認証ゲートになっていて、パスポートにハンコもいらないという事実に驚きました。ボディチェックもカプセルみたいなのに入ってサーっと機械がスキャン、みたいな以前オランダでやったやつに変わってましたね。東京五輪のためのだったのでしょうか。なにはともあれ便利は良いこと。

 

しかしがっくりしたのは、出国後の空港内ではお店がほぼやっておらず、両替所も閉鎖されていたこと。現金を少しだけ持っていたほうがよいと思っていたのですが、変えることができないのであきらめました。

 

行きの飛行機はまあまあ混んでまして、私の隣にはだれもいなかったのですが、結構フランス人が乗ってましたね。この時は日本滞在ではなく、どっか行って乗り換えで日本を経由した人たちなのかなと思っていました(のちに真相判明)。

 

外国人の方は機内でほぼノーマスク。ただし日本人に加え、日本に住んでいると思われる外国人の方々はみなマスクでした。この違いがなかなか面白かったです。機内アナウンスではマスク推奨と言ってましたが、判断は各自にお任せしますということでした。そう言われると…しないんでしょうね(笑)。私は食事以外はずっとマスクしてびびっておりました(小心者)。

 

ウクライナでの戦争でロシア上空が通れないため、アラスカ方面から北極圏を通るルートだったのですが、15時間ほどかかって長かった~。お尻が途中で痛くなりましたがしゃーなしと。機内エンターテイメントを見てる人も多かったですが、私の席のタッチスクリーンは押せども押せども反応が悪く、いやになって諦めました。機材は777-300というやつで、古かったんですかね。とにかく睡眠をと思いましたが、座った状態でほぼ寝られなかったです。

 

やっとパリに到着し、ロンドン行きの飛行機に乗り換えとなりました。待ち時間は2時間ちょいぐらいだったので良いほうではないかと。空港のボディチェックで、ジッパー付きのパーカーを着ていたら、「ジャケット脱げ」としかられ、うーん、パーカーはジャケットなんだと理解。娘に後で聞いたところ、ジッパーついてるもの=ジャケットが正解とのことでした。英語のお勉強をフランス人にさせられてしまった…不本意

 

ロンドン行きの飛行機は超絶満員。ほぼノーマスクのおしゃべり欧州人たちに囲まれ、ここでも日本のおばさんはマスクをしたまま疲れた体に緊張をにじませていたのでした。1時間ほどのフライトでしたが、「もしコロナにかかるとすればココだわ」と悲観的。もう外国の方=コロナと考える癖が染みついていた私です。鎖国って怖い。

 

ガチガチのままロンドン到着。入国時には書類の記入もなく、イギリス人と同じ顔認証ゲートを日本人は通れることになっているので、そこをするっと通過して外へ(ありがたい)。荷物は預けていなかったので、すぐホテルを目指すことができました。

 

で、今回は夜9時20分到着の飛行機だったため、空港ホテルで一泊することにしていました。ターミナル3に近いホリデイインを予約してましたが、イギリス旅行で空港ホテルを使う皆さんに一つアドバイス(ここでかなり威張る)。ヒースロー空港では、各ホテルの無料シャトルは運航しておらず、ホテル・ホッパーという全ホテル共通のシャトルだけになります(空港の混雑解消のためらしい)。これが往復11ポンド(約1800円)もして高い!ものすごい利権の絡む臭いがしますよ~。なので乗っちゃダメっ。

 

代わりにロンドンの赤い二階建ての市バスの利用がおすすめです。セントラル・バスステーションというバスターミナルまで行くと、数分間隔で市バスが出ており、私のホテルの最寄りのバス停には5分ほどで到着。お値段280円ほどでした。今ロンドンの公共交通機関では、コンタクトレスのクレカ利用でチケットなし「ピッとかざす」乗車が可能。SUICAのようなオイスターカードという交通系カードもあるんですが、買う必要ないです。ホッパーだといろいろホテルを回るので時間がかかるうえに、夜は1時間1本ぐらいしか出ていないので市バスが絶対的に速いです。

 

空港の表示はめちゃくちゃ分かりやすいので、バスターミナルへは問題なくたどり着けました。バス停は多くのホテルが並ぶ大通り沿いになるので、降りたあとも徒歩数分でホテルに着きます。事前にグーグルマップでヒースローからホテルまでの経路をチェックしておけば、乗るバスの番号も教えてくれるので土地勘がない外国人でも楽勝。現地で携帯が使えるよう日本でシムカードを買って入れておけば、リアルタイムで移動中に現在地が分かるのでさらに安心です。ただし、市バスはローカル民で激込みしてますので、ソーシャルディスタンシング命の方はパスしたほうがいいかも。

 

ホテルにつくと、シャワーをして、ベッドにもぐりこみました。結局3時間ぐらいしか寝られませんでしたが、横になれたのは良かった。明日は娘と朝空港で待ち合わせです。②へ続く。