日本、なんだかコロナ収まってきましたね。スカイツリーのある東京はもう少しかかりそうですが、各地で緊急事態宣言も解除の動きとなりました。我が家も子供たちはずっと家でオンライン学習。私は在宅業務の傍らスーパー、ドラッグストアに人の少ない時間を見計らって週2回の買い出しに出かけるのがルーティンとなりました。外食なし、持ち帰り弁当やテイクアウトのお菓子で家にまったりと引きこもる。オンライン飲み会もやりましたが、友達の顔がiPadミニ画面上では10円玉ぐらい、発言が被るなどの面倒くさい状況もあり、1回で終了しております。
なんで、やっぱりもう外に出たい!というか、このまま感染者1日数人なのにこの生活を続けるのはもう違う気がします。きっと冬にはまた次の波が来るっていうことだし、思い切って活動始めるのは今しかない!子供たちの勉強もできるときに対面でやっておいたほうがよい、と思うのでした。
で、こんなツイートを見つけたのでご紹介します。
It’s time to update the all-or-nothing messaging on Covid-19 risk.
— Mark D. Levine (@MarkLevineNYC) 2020年5月19日
Let’s give people the tools to understand that the riskiness of social activities lies on a spectrum.
We are staring quarantine fatigue in the face. We need new guidance--and policies--to meet this challenge. 1/
Mark D. Levineさんというニューヨーク市の市議で、Health Committee(健康委員会)の会長さんのようですね。訳していきますと
そろそろコロナのリスクに関する妥協のない態度を更新するときだ。社会活動の危険度は範囲に関わりがあるということを分かってもらうための手立てを人々に与えよう。隔離疲れにみんな直面している。新しいガイダンスと方針が必要だ。
厳しいこの2か月のニューヨークの自宅待機は成功して、感染も減って医療崩壊も回避できた。リバウンドの危険もあるので、ソーシャルディスタンシングは必要。だけどこの先の長い道のりを考えれば、家の外での人との接触を避けるなんて現実的じゃない。
もしリスクの低い活動を選ぶための情報が与えられなければ、人々はハイリスクな活動を選ぶだろう。ホームパーティ、バーの前での大人数の集まり、ライフガードなしでの海水浴など、すべてもうニューヨークで起こっていることだ。逆に、リスクに対する明らかなガイダンスがなければ、些細な脅威を気にする人も出るだろう。郵便物や生鮮食品からの感染、自転車で通りかかった人からの感染などだ。
科学者の間では、ほとんどの感染は、閉じた場所での長らくの接触により起きている、がコンセンサスだ。もちろん、それ以外もいくらかのリスクはあるが、重症化の可能性のある人は知っておくべき。
そして
・インドアよりアウトドアのほうがリスクは少ない。
・大グループより小グループのほうがリスクは少ない。
・接触が維持される場合より通りすがりのほうがリスクは少ない。
のも事実だ。
専門家は次のようにリスクを説明している。
「公園で友達と集まるな」というより、どうすればそれをした場合のリスクが低くなるかを教えよう(できるだけ少人数で、飲食物やスプーンやフォークなどの用具を共有しない。調子が悪いなら参加しない、など)。そしてリスクのレベルを人々に伝えよう。両親を訪問、友達と散歩、子供同士の遊びなど、どうすればリスクを最小化できるかのガイダンスを与えよう。
ニューヨークでは増える隔離疲れの最小化のための方針も必要だ。人でいっぱいのホームパーティよりリスクの少ないオプションを提供しよう。ビーチを解放するための安全策、夏の間の公園のスプリンクラーなど(感染率が下がり続ける限り)。
コロナウイルスが消えることはしばらくはない。だから自分と他者を守るために、みんなが特別の対策を取る必要がある。距離を取ったり、マスクをしたり、手を洗ったり、不要不急の外出をさけたりといったことだ。だけど長期のものだからこそアップデートが必要だ。
まとめると、リスクはゼロか百かじゃない。家にずっといろと人々にいうだけではダメだ。より安全な策がとれるよう、可能な範囲のなかに収まるチョイスを理解してもらう手段が必要だ。それこそがウイルスを撃退するベストなやり方だ。
ということで、これからはコロナ前と同じことはできませんが、私は出かけていきたいと思います。人ごみを避けて、人との距離を保てるところなら、外食もしたいし、買い物も行きたい。しばらく我慢した歯医者さんにもそろそろ。旅行も、事業者が対策をしっかりしているところなら行きたいです。経済が回っていくためにも、一人ひとりが注意して、外へ出ていくことが必要だと思います。日本にはすでに3密の意識が浸透していますし、マスクもばっちり。あとは各自の判断力で状況を見極めることができれば、ちょっと不自由な自由をしっかり楽しめると思います。
追記:なんと、Levineさんが、3密を紹介してくれてました〜。英語では3Cなんですね。
Instead of just saying “avoid all social contact”, we need to start giving people the tools to understand the spectrum of risk from different interactions.
— Mark D. Levine (@MarkLevineNYC) 2020年5月21日
Here's how Japan is doing it.
Good way of emphasizing where risk is highest. (h/t @JapanIntercult) pic.twitter.com/WYjnhDs3Yp