UK9報道部

良質な「コタツ記事」を目指します。海外ニュースがメイン。

国勢調査の調査員になってしまった…⑤

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mohamed HassanによるPixabayからの画像

さて、指導員さんに提出物を渡した後に、市から支払いに関するお手紙がきました。報酬額ですが、自治会長さんから聞いた時は1調査区あたり3万円強ぐらいだった気がします。私は2調査区受け持ちだったので、6-7万円ぐらいじゃないかと思います。これって全国同じなのかな?バイトでやった仕事ではないですが、自分の通常の仕事の時間を削って調査活動をやったので、報酬はいただきたいですね。

 

市からのお手紙によりますと、お支払いは来年になるみたいです。結構かかるんですね。源泉徴収もされるみたいなので確定申告マター。来年の支払いとなると、今年度の確定申告には間に合わないので来年ということになりそうです。

 

支払いに関する提出書類ですが、申請書1枚は簡単に記入できました。やはりマイナンバーが分かるもの、免許などもう一つの写真付き身分証明書(ない場合は保健証など他の証明できるもの2種類)を貼り付けて送るようになってました。私はマイナンバーカードまだ作ってないので、マイナンバー通知カードと免許の組み合わせでした。

 

毎回思うのですが、カードや免許をコピーして貼り付ける作業は面倒ですね。せめて写真で添付ですが、郵送なので意味なし。この辺はみんながネットで提出できるITリテラシーを持てる時代を待つしかないのかもしれません。しかし家にコピー機とかない人はコンビニとかでやってるのだろうか?

 

口座情報も、毎回子供手当だのコロナ給付金だの市に届けているのですが、これも前の記録から自動的に見つけてくれると便利だなと思います。「紐づけはいや」っていう意見もありますが、特に脱税しているような人でなければ、紐付けのほうが楽ですよね。1口座だけなら、受け取り専用口座として作ることもできるので、脱税やマネロンの人も大丈夫だと思うのですが(汗)。

 

書類は簡易書留で送るようにとのことです。郵便代84+320円は市が負担してくれてますが、郵便局まで持っていくのが面倒ですね。いろいろ最後まで手間がかかりそうです。今日は雨なので、今週中お天気の良い日に持っていこうっと。

国勢調査の調査員になってしまった…④

 

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Markus WinklerによるPixabayからの画像

調査票を配り終えたところまで書いていましたが、実はすでに国勢調査員業務、完了しております。

 

回答期間終了後、市から各世帯の回答状況を示した紙が送られてきました。ネット回答、郵便回答、未回答の3種類に項目が分かれていまして、どの世帯がどれだったかが分かるわけです。

 

やはり若い世代は結構ネット回答していただいてましたね。あと、ご老人のところもご家族が手伝ってネット回答っていうのもありました。紙に鉛筆でヌリヌリするよりネットのほうがずっと簡単だし、最初からネットメインになれば紙の調査票を無駄にしなくてすみますね。ただ、自分でできるネット世代の人が大多数でないと無理ですね。

 

回答状況には、ネットだと世帯主名、住所、世帯員の数、男女別が反映されています。郵便だと郵便回答したという事実のみの記載となります。あとで回答を機械で読み取りだからでしょうね。ネット回答のみですが、そこにかかれた情報と、調査員が回って聞いた情報が合致しているかをまずチェックするというお仕事がありました。2、3違っているのもありましたが、ほぼ正しかったですね。合致しない場合は、本人の回答を優先ということで直します。

 

そのあと、未回答の世帯を洗い出して、「督促」をするという作業がありました。「督促」って怖い表現ですが、要は再度新たに紙の回答用紙を「至急提出してください」というチラシと返信用封筒とともにその家庭に配るという作業です。なぜかネット回答してくださいとはチラシに書かれてなかったですね。

 

調査票を配ったときにはすごく感じが良かったご家庭だったのに、未提出ということが結構ありました。その理由の一つとして、調査票を配ったのが9月だったのに、「10月1日以降に郵送回答してください」という指示があったことがあると思います。国勢調査は10月1日時点での状況ということに建前上なっていますので、それ以前に回答しないでね、というルールがあるんです。でも、ネットだとその日に回答OKという矛盾したルールなんです、なぜか。

 

もらってからすぐに回答しないと、出すの忘れちゃうと思うので、次回からは10月1日以前でも返送OK、または調査票配布を10月1日以降にすればいいんじゃないかと思うのですが…。ちなみに回答状況には回答日も記載されてるんですが、よく見ると10月1日より前に回答してた家庭も結構ありました。ルール形骸化してます。

 

督促の際に、また各家庭を回って回答を催促するのかと思いきや、市から送られたお手紙を見ると、ポストに入れるだけで良しと書いてありました。国民の義務と、罰則ありとなっているんですが、実際のところ、居留守とか拒否とかの人を追いかけること自体が難しいので、督促して答えてくれそうなところのみ、再度調査票を配ればよしという指示でしたね。この辺は意外にいい加減で実は驚きました。コロナ禍ということで、今年は特別なのかなとも考えましたが、結局国民全員って毎年不可能なんだと思います。それでも十分現実に近い結果が出てるんでしょうね。続いているわけですから。

 

ということで督促を行って、提出物をマニュアル通りに整理して、私のお仕事は終了しました。昨日市役所の指導員さんを尋ねて書類等と調査で利用するため配られた道具をすべて返して(どれを返すのかわからなかったので、一式全部置いてきたって感じ)帰ってきました。こちらもものすごく適当で、提出物を厳しくチェックされるのかなと思いきや、ざっと見ておしまい。担当の指導員さんも、実は通常は市役所の別の仕事をされていて、国勢調査のためにたまたま担当にされたという感じでした。なんで、あちらも細かいことは分かっていなかった印象です。まあ突っ込まれてもいやなので、私には都合がよかったかなと。

 

正直言って面倒なお役を授かった今回でした。自治会役員じゃなかったら絶対やってませんから、まあいい経験だったと思うようにしていますが、細かい面倒な作業も多く、これまでずっとこのやり方だったならかなり大変だったのではと思います。最近はハンコ廃止、IT化促進とかを政府が本気でやろうとしているようですので、ぜひ国勢調査マイナンバーやネットを活用してだれでも簡単にできる仕組みになるといいですね。人手も経費も長期的には削減されるのではないかと思いました。

 

残るは報酬お支払いのようですので、そちらは次回に。

国勢調査の調査員になってしまった…③

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Pierre BlachéによるPixabayからの画像

こんにちは、自治会副会長兼国勢調査員です。漢字続いて堅いですね(笑)。

今日も行ってきました。調査票配布。一応全部配り終えました。祝!

 

懸案となっておりましたアパートですが、前面から見ると窓も見えない玄関ドアだけが並ぶ建物で、在宅かどうかが外から全く分からない建物でした。もちろん表札とかもほぼ出ておらず。びっくり箱じゃないですが、出てきた人が怖い人だったらどうしよう、と内心怖々でした。

 

ところが、スルッと終了してしまいましたよ~。事前に管理会社に電話で確認した空室を除いて調査票を用意していたんですが、行ってみたところ、だれか住んでいるはずの1件は郵便受けに紙テープで封がしてあったので、居住者なしと判断。ということで、最終的には5室にチャレンジ。そのうち3室はなんと、住人さんが出てきてくれました。インタフォンにカメラがない、ピンポンだけのアパートなんですが、呼び鈴を鳴らしてしばらくしても返事がない。いないのかと思って、連絡用のメモを残そうと思ったらいきなりドアが開くというパターン×3回でした。若い学生さんぐらいの方たちで、多分、朝だったので寝てたかなんかで反応が遅れたんでしょう。

 

さっと名前を聞いて、調査票を渡すだけで簡単でした。意外にあっけなくフツーの若者たちでしたわ。ビビッて損した(笑)。残りの2室は2日間に渡って呼び鈴を鳴らしましたが出てこられなかったので、封筒を郵便受けに投入して終了。あとは回答をしてくれることを祈るのみ。

 

実は連休に回った世帯の一つで受け取り拒否をされたところがありまして、それに関して、市の担当部署に報告をしました。「いやいや、もう一回行って説明してきてください」とか言われるのかなあと思っていたのですが、なんと「それぞれのご事情というのがあるので、ゴリ押しはせず、そのままにしておいていいです」というお返事でした。拒否されたとはいえ、そこに居住されていることは分かったので、その旨を書いておいてくださいということで、まさかの肩透かし。でも、拒否されて「あなた、50万の罰金ですよ」とか言い返した日にはさらにややこしくなりますもんね。あとで市がフォローされるのかなあとも思っていました。

 

で、昨日、昨年の自治会役員さんの家にも調査票を届けにいったんですが、受け取り拒否をされた方の近くにお住まいだったので、そのことをちらっとお話したところ、今日になってお電話をいただきました。旧役員さんによると、拒否された方は高齢の方で、いろいろ尋ねてくる人に不信感を持っておられるのだそうです。詐欺とか今は多いので、高齢者としては正しい感覚だと思います。で、私もなんか危ない人だと思われたみたい(涙)&国勢調査は全国民の義務ということも分かっていなかったとのこと。旧役員さんが説得してくださり、じゃあやりますということになったらしいです。

 

今日調査票を持っていったら前回とは打って変わって穏やかな表情で「この間はごめんなさい」とまで言っていただけました。やはりご近所の力、侮れないですね。そういう意味でも調査員は町内の人なんかのほうが都合がいいんだなと分かりました。ただ、都会のご近所さんのつながりがほぼないようなところでは、難しいでしょうけど。

 

なんかもう山場は超えた気がするのですが、この先もお仕事は続くようです。とりあえず10月1日まではすることなしです(続く)。

 

 

国勢調査の調査員になってしまった…②

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どうも、国勢調査員です。

世間の皆さんは4連休で旅行に出かけられたようですが、私はどこにも行かずでした。

で、連休を利用して、調査票を配りに歩きました。おかげで4つある単位区のうち、3つはほぼ終了といった感じです。

 

ちょうどご在宅で、ささっと要件を伝えて終わる世帯もあれば、連休ということもありご不在のところもありました。ただ、連休最終日とかは結構うちにいる方も多かったようです。車で帰宅のところをキャッチなんていうこともありました。ラッキー。

 

一応自治会の仕事の延長的なところもあり、冷たく邪険にされたというケースは数件しかなかったです。1件は多分私がバイトかなんかの調査員だと思っていた&国勢調査が国民の義務ということを理解していなかった感じの方。私も知らなかったのですが、統計法により、回答拒否は「50万円以下の罰金」だそうです。見るからにいやいやオーラを出されていましたが、回答しなければならないことを知らない人も多いことは予想できますね。お年寄りより若い方に多いです。多分経験不足。

 

実は私がもらった今年の調査のマニュアルには、担当する世帯の世帯主の名前、世帯の人数(男女別)を尋ねて調査票を渡すように記載されています。世帯主のフルネームはなぜかは知らないのですが、世帯の人数を聞くのは、調査票が1枚に4名分しか記入できないので、5人以上の世帯だと2枚必要になるからなのでした。通常は1枚しか渡さないため、5名以上の世帯だともう1枚手入力で世帯番号などを記入した回答用紙を渡す必要があるのです。世帯主の名前や家族の人数を聞くと、怪訝そうな顔をされます。調査をする前に個人情報を聞き取ってると思われているみたいです。

 

さらに、今年はコロナのせいもあるのか、上記の質問はインターフォン越しですること、とマニュアルにあるのですが、これだと静かな住宅街ではそのやり取りがご近所にも聞こえるため、インターフォン越しというのは結構いやがられることも分かりました。「そこで聞かないで」としかられたケースも1件ありです。結局対面でやり取りすることがほとんどでした。マニュアル、現実を理解してないようです(汗)。

 

不在の場合は不在票を入れていくのですが、その際は私の電話番号を記入し、訪問に都合のいい時間があればお電話ください、としておくのですが、数人の方がご丁寧に連絡をくださいました。これだと、電話で質問を聞いておき、あとで郵便受けに調査用の封筒を入れておけばいいので非常に助かりました。

 

しかし、そもそも調査員個人の電話番号を他人に教えろというほうが、よっぽどプライバシーの侵害ではないかと思うのですが。誰かが悪用するとも限りませんよね。調査員には、国から調査用の携帯を渡すとか、調査終了後に電話番号を変更したい場合はその費用を負担するとか、なんらかのプライバシー対策をすべきと思いますね。こっちも好きで調査員になったわけではないので、この点は疑問を持っています。

 

今年は回答はネットか郵送でお願いしますということになっていますが、うちの周りの古い住宅地では、多分ほとんど郵送かなと言う気がしますね。お年寄りですと、調査票記入も難しいかもです。家族がいるところは家族に頼みます、ということでしたが、おひとりだと間違えちゃうかも。目も悪そうですし。また、一人世帯で足の弱ったご老人もいたので、ポストまでの投函は難しそうでした。この場合は、調査員が取りに行ってあげることになりますね。政府はネット回答が増えることを期待しているようですが、高齢化著しいところでは、まあ無理だと思いました。

 

さて、受け持ち地区にはアパートが数件あるのですが、多分こちらは捕まらないだろうなと思います。2回訪問していなかったら、郵便受けに調査票入れておいていいということみたいなので、多分そうなると思いますね。空き屋かどうかをアパートの大家さんや管理会社を通じなんとか確認できたのですが、ほぼ一人世帯のようです。昼間はいないのですが、夜行くのは怖いので、やめておきます。調査票配布の旅は、明日も続くのでした(続く)。

 

国勢調査の調査員になってしまった…①

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前回のブログ投稿から3週間もたってしまいました。いろいろ忙しくて…。

 

まず娘がイギリスの大学に戻りました~。長かった6か月の家族再集合生活も終わりました。遡ってまずその話から。

 

飛行機会社の掟で、出発96時間前までのPCR検査があり、前にも書きましたがやっとこさ1件やってくれるお医者さんを見つけ、娘を病院に送り出しました。予約制だったので、検査自体は待ち時間も少なく受けられたようです。

 

診察室に入ったら、もう先生は防護服きっちりの重装備で、先生の真後ろには扇風機が待機していたそう。それをブーンと回して、患者側から空気が先生の方に流れないようにする工夫でした。なるほど。で、鼻に綿棒の長いやつを差し込んで検体を取るんですが、なんと後ろ側から先生が娘の鼻の穴に突っ込んで、くしゃみなどからの飛沫が自分にかからないようにされていたそうです。なかなか器用ですよね。感染防止の大変さ、お察しします。

 

しかし無事検査を終えて待合室で待っていると、事件が!いきなり飛び込みの患者さんが入ってきて、ものすごい熱があると訴えていたそうです。そこから看護婦さんたちの顔色が変わって、全員マスク姿でしたが、すぐに手袋装着が始まって、患者さんは別室に連れていかれたらしいです。で、その後の小さな待合室のムードがどよよ~んとなり、いた人全員が「移ったかな…」モードに突入。わが子も1メートルほどしか離れていなかったそうでまさかここで感染したらシャレにならんと思ったらしいです。

 

結局何事もなく、空港バス(乗客4人)にゆられて空港に向かい、詰め込み過ぎた手荷物に1万7000円の超過料金をかけられ(母の家族カードで支払い済み)、飛行機(乗客多分30人以下)に乗って帰っていきました。ちなみにイギリスでは空港ほぼスルーで、自宅での隔離も求められなかったそうです。緩いから、今また感染増えているようですね(汗)。

 

そして、私は仕事に戻り、いろいろと原稿を書いたりで忙しかったんですわ。それで14日の朝、携帯でニュースを見ていたら、「国勢調査が始まりました」の文字が飛び込んできて…

 

そういえば、思い出しましたよ。私、今年町内の自治会の役員になってるんですが、数週間前に会長さんからラインが来て、国勢調査員を手伝ってくれと頼まれて、訳も分からず受けていたんですね。今年はコロナで町内の仕事がほとんど中止になっているので、せめてこのぐらいのお手伝いはしてあげよう、と思いまして。すっかり忘れてたら始まってたんで、ものすごく焦りました。

 

そもそも何をするのか全く分かっておらず、手伝いというぐらいだからみんなで業務を分担するのかと思ってたんですが、実は10日前ぐらいに宅配便でどーんと調査用紙等の必要なものが我が家に届いてました。中身も確認せず置きっぱなしでしたが、開封したところ、どうもものすごい量のご家庭を一人で担当するという事実が判明しました。

 

手引書数種とDVDが入っていて、通常ですと講習会かなんかがあるみたいですが、コロナ禍の今年はこれを見て各自理解せよということらしいです。でもたくさんあってこんなに読むの無理(涙)と思っていたら、市が特別に作った簡易版の手引書を発見しました。やはり市も、「これじゃ読む人いないよな」と思ったようで、「とりあえずポイントだけ書いといたよ」的な冊子になっていました。これを読むと、まず最初に、担当地区の地図作りみたいな仕事があることがわかりました。

 

国勢調査というのは、日本に住んでいる人全員の情報を漏れなく集めるのが目的ですので、調査員は担当区域になる居住者のいる世帯を全部を網羅しなければいけません。一応、市から担当区域の住宅地図は送られてくるんですが、今日現在のものではないため、調査員がそれをもとに実際に現地に赴いて、地図をアップデートしないといけないんです。ここは2世帯住宅、ここは空き家、とか一つずつチェック。そして、その最新の地図上の世帯ひとつひとつに番号を振って、その番号と同じ番号が振られた国勢調査のお願い封筒(あらかじめ必要書類がセットされています)を各世帯に持っていくというのがお仕事なんです。手動による世帯総番号制がここで実現。マイナンバー活用でできそうな気もしますけどね。

 

ということで、私、さっそく平日昼間に入っていた予定をキャンセルして、地図作成に回ってきました。私の住んでる地域が担当なので、現場まではどこも徒歩数分です。住宅街で高齢化も進んだ地域なので、元の地図通りのところが多かったです(亡くなったんですかね、空き地で売り土地というのも結構ありました)。大きな独身寮のような集合住宅もちょうど工事中でだれも住んでなくてラッキー!あとはアパートが数件ですが、ここに人がいるかどうかは外からではちょっとわからず、どうしよう…。今後の課題です。

 

とりあえず、地図の作成は意外とスムーズに終了しました。そしてその地図から各世帯の番号を振った台帳みたいなのを作成するようになっているので、これも順調に完成。あとは封筒の中にセットされた紙の調査票に、各世帯の地図上の番号を記入して、また封筒に戻して準備完了です。ただ山ほど世帯があるんで、まずは自分の家に近いところだけ準備。この時点で16日でした。

 

さっそくご近所から配り始めたのですが、やはり知った人たちなのでスムーズに書類は受け取ってもらえました。よかった。住人とのトラブルになるケース、受取拒否などの例もあるようで、怖々だったのですが、自治会以外からの調査員だと、そういう事件もあるのかもしれません。なるほどね。

 

不在のおうちには宅配便の不在連絡票みたいなのを入れておいて、また別日にトライです。なんとか、今週末には2つの受け持ち地区の1つは終わりそうな気がします(続く)。

 

 

接触確認アプリからプッシュ通知。なのに「陽性者との接触が確認されなかった」と表示された…

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Jan VašekによるPixabayからの画像

今日は海外ニュースではなく、私ニュースです。

 

来たんです、1週間前の朝。何気なく携帯のボタンを押したら、接触確認アプリのロゴが入ったプッシュ通知が見えました。「COVID-19にさらされた可能性が…」みたいな文面で、慌てて厚労省接触確認アプリを開いて「陽性者との接触を確認する」を押したところ、「接触は確認されませんでした」となっていました。ええええーっつ、どっちを信じたらいいの?プッシュ通知?アプリと頭の中はパニックです。

 

とりあえず厚労省接触確認アプリに関する情報というリンクを見つけたので、そちらで調べたところ、「iOSをご利用の場合はお手数ですが、メールにてご連絡」と指示が出ていました。早速プッシュ通知があったのにアプリ上では何もなしになっていた旨をメール連絡しました。

 

そしたらしばらくして、また来たんです~。今度はコロナウィルスマークみたいなのが付いたプッシュ通知。こんどは消える前に写真撮りましたよ。それがこれ。

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もう怖すぎて、思いっきりググったところ、同じような経験をされている方が結構ザクザク出てきました。AppStoreの接触確認アプリの「評価とレビュー」のコメント欄にも、たくさん同じ状況の人がいましたし。ちなみにアプリが勝手にリセットされるという苦情も山ほど来ていました。

 

同じ状況の方たちの情報ですと、接触のログ記録というのをチェックして、一致したキーの数が0なら大丈夫とのことでしたのでやってみたところ、なんと2というのが発見されたんです(涙)。ただ、私以外にも、1以上の方はたくさんいたようです。

 

私だけじゃなかったという妙な安心感と、このアプリ大丈夫?という疑問に包まれつつも、家族もいますし、しばらく自主隔離したほうがよいのかと悩みました。しかし、どう考えても、感染者と接触という心当たりが皆無だったんです。

 

このアプリだと、1メートル以内で15分間感染者に接触した場合にお知らせが来るということだったんですが、どう考えても当てはまった気がしない。そもそも私コロナ前から完全在宅勤務でして、通勤もしなければ同僚との接触もないです。その時点から数えて2週間前まででお出かけしたのは1回。夫と娘と自家用車で行って、海辺の散策をしましたが人との距離は十分。連絡船に15分ほど乗りましたが、外のデッキで過ごし、周りに家族以外はいませんでした。レストランで食事をしましたが、店内は私と夫と娘だけ。その後行ったカフェでは他のお客もいましたが、もし私と接触があったなら、夫と娘にもあったはずです。2人にはプッシュ通知は届いていませんので、変ですよね。となるとあとは日常行ってるスーパーぐらいしか思い浮かばないのですが、昼間のすいてる時間しか行かないので、そこでも1メートル以内で15分というのはまずないです。

 

悩んでいると数日後に接触確認アプリサポートセンターからお返事がきました。皆さんが受け取っている定型のお返事のようです。その一部がこれです。

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結局、本当に接触があったのかどうかは分かりませんが、体調に気をつけて暮らしておいてくださいってことです。まあ、プッシュ通知来ても来なくても、このご時世そうだよねっていう内容でした。

 

 

ポイントはこれがアプリの不具合なのかどうかですよね。すぐ調べないと、私のような「気分は陽性」の人を量産することになります。ネットなどでは心配で自費で数万円のPCR検査受けたという話も出ていました。そういう人が増えると、このアプリが不安を煽るだけの道具になってしまいます。

 

私のケースとは別で、本当に通知が来たのに検査が受けられなかった人もおり、これに関しては厚労省が通知を受けた人は検査対象と発表したようです。

www3.nhk.or.jp

これ自体は良いことですよね。心配は解消されます。ただ、通知がきても無視しちゃう人もいるようですが。

 

一方こういう謎の事件も起きており、なんとなくアプリの不具合がいろいろなところにあるのではという気もしてきました。

www.yomiuri.co.jp

アプリ自体のコンセプトはよいし、せっかく開発して普及を呼び掛けているところなので、不具合があれば真相を早急に解明してもらいたいです。ちなみに私は今のところ体の不調はない感じで、家族も元気そうです。このまま何事もなく、過ごしたいですね。

 

コロナは2021年いっぱい続く?ビル・ゲイツ、エコノミスト誌に語る

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Won-hyoung 김원형によるPixabayからの画像

自身の財団から新型コロナのワクチン開発に多額の資金を出しているビル・ゲイツ氏ですが、エコノミスト誌編集長のインタビューに応じています。

www.economist.com

ゲイツ氏の予想では、ある程度効果のあるワクチンが量産されるようになり、世界中で十分な数の接種者ができることで2021年末までにはコロナは収束するということです。コロナ以前からなんらかの感染症パンデミックを危惧していたゲイツ氏が言うことですので、信じてしまいます、私。ただし、それまでにさらに数百万人が亡くなるのではないかと言っています…。

 

ゲイツ氏が心配しているのは、アフリカなどの貧しい国々への被害です。これから数百万人の犠牲が出るというのは、コロナで亡くなる人以上にコロナ関連死が大きく、90%がそうなりそうだということです。ロックダウンで他の病気の予防注射や薬へのアクセスが減り、マラリアHIVでの死者が増えるでしょう。農業生産も低下するため、飢餓が広がり教育を受ける機会も減ります。貧困との戦いという意味では、ウイルスはこれまで10年間の成果を帳消しにしてしまうとも述べています。

 

こういったリスクを緩和するために、先進国は貧しい国々のためにワクチンを購入すべきとしています。これは利他的なものでは決してなく、どこかの国に病気が残っていれば、必ず他の場所でまた広がるという考えからです。先進国のワクチン価格を十分に高くしておけば、生産のための固定費をカバーできるため、貧しい国への供給の限界コストが比較的抑え目なものになるとしています。

 

そこでお金の出所となるべきはアメリカなのですが、政治の分裂で他国で類を見ないようなめちゃくちゃなコロナ対応になっているのは皆さんご承知の通り。マスクをするしないでさえ、専門家のアドバイスに従うよりも、政治的主張になっている状況をゲイツ氏は憂いています。たとえ11月の選挙で政権が代わっても、もうやり直しはできないと。

 

リーダーシップの欠如は、国外にも影響していると言います。まとめ役のはずのアメリカが機能しないため、多国間協力や国際機関を通じての共同作業から後退するムードが多くの国で漂い、コロナ対応で金銭的余力も低下しているため、最貧国を助けようという寛大さも減っているということです。

 

現在の予測では、全体の30~60%の人がワクチンを打てばパンデミックは止められるということですが、アメリカでは3人に1人がワクチンを打ちたくないという調査結果もでています。ワクチン完成でも先は明るくないということでしょうか…。

 

現在世界では150以上のワクチンが開発途上で、そのうち6つはすでに大規模治験に入っています。ゲイツ氏はまだまだお金を出してもよいと思っているとのことですが、個人の財団では資金に限りがあるため、各国政府にリードしてもらいたいということ。ゲイツ氏はこれまでに100億ドルをワクチン製造と供給の世界的取り組みのために約束していますが、それでも足りないというのが現状だそうです。

 

そういえば日本のワクチン開発ってどこまでいったのでしょう。ダメだったんですかね?海外の有望なところとワクチンを融通してもらう約束をいち早く日本政府が取り付けたというニュースは聞きましたが、ぜひ途上国支援も忘れないでいただきたいですね。