UK9報道部

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アンドリュー・ヤン、30分無視された。民主党大統領選討論会がひどすぎる

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アメリカは大統領選で盛り上がってきております。私は選挙権はないので外野ですが、なかなかよいなと思っている民主党候補が実はいるんですね。

 

その人はアンドリュー・ヤン。中国系アメリカ人ですが、国民全員にベーシックインカムをと唱えております。今の支持率から言って(だいたい3%)当選することはなさそうなんですが、頭も人柄もいいし、黒人のオバマに続きやっとアジア系のリーダーが出てきたかなと思って陰ながら応援しているのでした。

ご本人については以下参照。

newsphere.jp

ところが、悲報が入ってきました。

www.independent.co.uk

なんと、先日アトランタで行われた5回目の民主党討論会で、30分間も司会者から無視されてたというんです!インデペンデント紙によりますと、正確には32分。現在フロントランナー状態のエリザベス・ウォレンが手を上げると指されたのにヤンが手を上げても指されれなかったと、ヤンのサポーターが怒りのツイートをしております。

 

いったいどのぐらいの不公平があったのか。調べてみました。

www.cnn.com

これによりますと、一番しゃべる機会を与えられたのはウォレンで13分23秒。次が若手で一番人気のインディアナ州サウスベンド市長のピート・ブティジェッジで12分44秒。3番目がやっぱりバイデンで12分35秒でした。そして、ヤンは?なんと、6分43秒で断トツの最下位です。ひどい。

 

ヤンは気候変動、AI、そして中国の台頭について語ったそうなんですが、7分弱で思うところを語れたわけはないでしょう(涙)。コンピューター科学者のローマン・ヤンポルスキー氏は、候補者のなかでAIがちゃんとわかっているのはヤンだけと述べ、「もしメディアがヤンに平等な時間を与えれば、支持率で上位に付けるでしょう」とツイート。ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド氏も、ヤンの21世紀の脅威に関する受け答えはすばらしかったと評価しております。

 

先見の明のある人ならヤンの良さが分かるということなんでしょうかね(私も含め、ふふ)。個人的には、彼は外交では経験がないので、日米関係なんかにはちょっと頼りないかなと思っていますが、彼のような新しい世代が出てくることは大切だと思います。トランプでダメダメになったアメリカですが、やっぱりまだまだ光る人材の層は厚いなあと。日本もそんな人が出てきて、自民党に頼り切りの日本を変えてくれないかなと思うのでした。